![]() | 逮捕されるまで 空白の2年7カ月の記録 (2011/01/26) 市橋 達也 商品詳細を見る |
言わずと知れた、リンゼイさん殺害で逮捕された市橋達也の獄中手記。
逃亡2年7ヶ月におよぶ逃亡劇の全貌が記されているわけだが、なんと
いうか、アホっぽくもあり、かと言って、まんざらアホでもないのか?
という部分があったりでなかなか楽しめる内容です。
勿論、殺人を犯した男なので、笑い事ではないのだが、何が一番面白
かったか、というと、日本のマスコミがいかに”マスゴミ”なのかが
よくわかる記述があることだ。
女装して逃げてるだとか、市橋と寝たという女の証言だとか、”俺は
性倒錯者じゃない!そんなことするぐらいなら自殺する”と本人は
お怒りのようだ(;´Д`)。
捜査途中で、そんなゴミ情報をばらまかれては捜査の邪魔にしかならない
と思う。ほんとにマスゴミなんだな、というのがよくわかる。
それと、興味深かったのは、やたらと”直感が言っている”という表現を
使っているところだ。人間追い詰められると直感が冴えるのだろうか...
あと、地方に行けば行くほど(まぁ、大阪もそうだが)裏社会というか
日本の恥部というか、闇な部分がまだまだあるんだなぁと思った。
そういうところをなんとかしないと、そこそこ逃げ切れたりするよね。
うまくやれば、ずっと暮らしていけるかもしれない。
怖いなぁ。なかなか興味深いし、アホっぽさが笑えるので、機会があったら
読んでみてはどうでしょ?
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![]() | 幸運を引き寄せる 寝る前5分の魔法の習慣 (2011/01/19) 佐藤 伝 商品詳細を見る |
機会があって、この本のDVD版を見てみた。
売り物じゃないのかな?
成功本みたいな内容。
ポイントは、いくつかあるが、おおむねこんな感じ。
1.今日寝て、明日起きる習慣をつける。
0:00までに寝て、早起きする習慣をつけましょう、ってこと。
2.習慣は3週間で身につく。
続けるのは、大変だと思っているが、実は3週間もやれば自然と身につく。
難しければ、小分けにしてやっていくと割と簡単にできるので、徐々に
難易度をあげていけばよい。
3.寝る前の3分間で感謝する瞑想を行う。
寝る前の3分間で、目を閉じて、その日あったことに感謝する、習慣をつける。
どんなことにでも感謝する、早起きできてありがとう、遅刻しないでありがとう、
などなど。
4.快眠を得るために、いろんなグッズを試す。
なかなか寝付けないときは、枕を変えたり、抱きまくらを用意したり、耳栓
してみたり、と眠るための環境を整えるツールを使ってもよい。
高いものを買う必要はない、数百円とか数千円程度でも快眠が得られそうなら
やってみる、ことが大事。
5.一番いいのは、お腹が空いて目が覚める、こと。
寝る前にモノを食べると、血の流れが胃に集中してしまうので、空腹状態で
寝るのがよい。お腹がへって自然と目が覚めるというのが一番理想的。
6.90分サイクルで睡眠をとる。
人間の睡眠サイクルは、90分周期なので、4.5時間、6時間、7.5時間、9時間
というサイクルで起きると寝覚めがすっきりする。
7.大事なのは、睡眠より起き方。
睡眠の質どうのこうのより、朝の起き方でその日一日の行動が変わってくる。
気持よくおきれたら、一日の行動がすっきり行える。
とまぁ、どこかで聞いたような話がほとんどだが、やってみると意外と効果的。
実際に一週間ほど、”今日寝て、明日起きる”と、”90分サイクルで睡眠”を
やってみた。
私の場合、だいたい5時間睡眠をとれば、なんとか一日を過ごせるので、
4.5時間で挑戦してみたのだが、23:45ぐらいにふとんに入り、4:30に
起きてみたら、あらふしぎ、ちゃんと起きれるし、寝覚めもすっきり。
だが、私の場合、寝覚めはすっきりだったが、日中は何度か睡魔に襲われたので
4.5時間はキツいと思い、翌日6時間でやってみたら、これまたすんなり起きれた。
しかも、頭が結構すっきりしてて、朝からギターが弾けてしまうぐらい脳が働いて
くれた。
無論、日中の睡魔はなし。
結構、いい感じだったので、一週間、最終的には、0:45に寝て7:00ゴロ起きる
パターンになったのだが、やってみたが、なかなかいい感じです。
寝起きに頭が働くというのは、えらいもんで、朝の時間を有効に使える。
無論、早寝するので、なんかもったいないような気がしたが、時間がない、と
思うと、無駄なことをしなくなるので、色々はかどる、という結果になった。
さらに、私は週末、実にぐーたらな生活をこれまでしてきたのだが、休みと
言えば12:00まで寝るというのが日課だったのだが、昨夜、2:30ごろ寝たら、
6時間サイクルがすでに習慣化されたのか、9:00前には目が勝手に醒めて
しまった。
しかも、そんなに眠くもない。v(´∀`*v)ピース
これは個人的には、ちょっとした快挙だった。
おかげで休みの日、やれることが増えて万々歳だ。
まぁ、これからこれが続くかどうか、疑問ではあるが...(;^ω^)
だが、ちょっとだけ早めに寝れば、寝覚めすっきりで、早起きもできてしまうのは
ちょっといい感じなので、しばらく続けてみようと思う。
平日はできるだけ0:00までに寝てみようと思う。まぁ、おそらくは1:00前に
なってしまうのだろうが、朝30分いつもより早起きできれば、さらに、頭もすっきり
してるので、たったの30分でも何かできるのは、いいことだ。
なかなか効果的な内容ではないか、と思う。
良い習慣が身につくなら、それに越したことはないし、うまくいくかどうかは
わからないが、軽い気持ちでチャレンジしてみてはどうか?と思う。
失敗しても、給料を減らされるわけでもなく、ヒトから非難されるわけでもなく
今までと変わらぬ生活が待っているだけなのだから。
しかし、うまく出来れば、時間を有効に使えるようになり、やれることも増えるv(´∀`*v)ピース。
試さない手はないですよね。
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![]() | 人類が知っていることすべての短い歴史 (2006/03) ビル ブライソン 商品詳細を見る |
これは面白い本だった。
宇宙、人類、細胞、化学、地質学、生物学、気象学などなど、おおよそ小学生の
ときに”理科”と呼ばれる分野のことを事細かに説明してくれる、”読む百科事典”
というほどバラエティにとんだ内容の本だ。
宇宙の果てはどうなっているか?アインシュタインの相対性理論って結局どういう
こと?最初の人類ってどこで生まれた?元素周期表ってどうやったら覚えられる?
はたまた、地球にはどれくらいの水がある?...こんな疑問を持ったことがある
ひとには、是非おすすめの一冊です。
歴史をひもときながら、誰がどうやって何を見つけたのか、など伝記的な書き方
で、ものすごく丁寧に、そして、素人でもわかりやすいような内容に仕上がって
いるので、読んでいるとワクワクする。
学校に通っていたころにこの本に出会っていたら、間違いなく理系に進んで
いたと思う。(もっとも、この本が出版されたのは4年ほど前であるが。)
勉強しようと思って読むものではないので、気楽に読めるし、それでいて、
知的好奇心をどんどん触発してくれる内容なので、オススメの一冊です。
600ページ強あるぶっとい本なので、気軽に持ち歩いて読むには重すぎるが
何度も読み直してみたい本である。
中高生のお子さんがいる人は、是非、読ませてあげるといいと思う。
少々難しい感じも出てくるが、内容的には理解できないほど難しいものでは
ないので。近年稀に見る名著です。

![]() | イスラム金融入門―世界マネーの新潮流 (幻冬舎新書) (2008/05) 門倉 貴史 商品詳細を見る |
どこかのサイトでこれからはイスラム金融に注目だ、と書かれていた
のを読んで、読んでみた。
全体的な感想としては、まさに入門書と言う感じ。
前半はイスラムの文化について書かれていて、特に金融システムについての
イスラムの教えというか、そういうのが書かれていてとても期待していた
ものに近かったので、よかったのだが、後半は現在のイスラム圏の国や
イスラム金融を積極的に活用しようという国の現状、歴史なんかだったので
ちょっとがっくり。
勿論、それはそれでありなのだが、個人的にはイスラム金融とやらが
世界にどのように影響を及ぼすか、なぜイスラム金融がこれから注目なのか
をもっと詳しく知りたかった。
無論、なぜイスラム金融がキーワードになるかということはちゃんと
書かれてあるんだけどね。
文体も最初、イスラム圏から来た学生とその学生をホームステイさせる
家族の会話形式ではじめるのだが、どこか尻切れトンボな構成で、
読みづらいというよりは、あれ??と思ってしまうつくりだったので
ちょっとテンション下がり気味。
どうも私が求めていたものは、イスラム金融というよりはイスラム文化、
その中で特に金融に対する考え方みたいなのが知りたかったようだ。
ともあれ、入門書としては充分その趣旨をカバーしているので、はじめて
イスラム金融に触れるにはいい本だと思う。

![]() | プロパガンダ―広告・政治宣伝のからくりを見抜く (1998/11) アンソニー プラトカニスエリオット アロンソン 商品詳細を見る |
これはすごい本でした。
おおよそ、ひとがなぜ広告や政治宣伝にだまされるか、その方法
手法が事細かに書かれている。
と言っても、これは人を扇動するための本ではなく、いかに現代社会で
広告というものに操られているか、どうしたらそれを回避できるのか、に
ついて書かれた本です。
広報担当者は必読の書ですね。
ナチスの政治宣伝はとても有名ですが、それだけでなく、アメリカの
政治宣伝の背景にどんな手法が使われているのか、とか、商品を
選ぶ際にひとはどこにつられるか、なども書いてあってとても
勉強になります。
少々お値段ははりますが、それだけの価値が充分にあると思いますよ。
オススメの一冊です。

![]() | 3000人のユダヤ人にYESと言わせた技術 (2008/06/17) マーク富岡 商品詳細を見る |
交渉に勝つための技術が網羅された本。
とても参考になるが、特別にハットトリック的な技術が紹介されている
わけではなく、世界が相手でも相手も人間だ、というのが基本ですね。
どちらかというと、海外のビジネスマンを相手にする企業の営業マン向け
と言った感じはいなめない。
場合によっては、これは日本人相手にはちょっと...というのもある。
しかし、確かに交渉の基本がしっかり押さえられていると思う。
世界各国の特徴も網羅されているので、これから海外でビジネスをする人には
バイブルになるだろう。薄いし、ページあたりの文字数も少ないので集中して
読めば、2日もあれば充分読めてしまうかもしれない。
しかし、内容は非常に濃いので、損した気分にはならない。
浪花節中心の業界を相手にしているひとには、あまり使えないかもしれない。
まぁ、一読の価値はありますので、よろしけばどうぞ。

![]() | モスコウィッツ博士のものづくり実験室 「心の中の商品」を作ろう! (2008/05/20) ハワード モスコウィッツアレックス ゴフマン 商品詳細を見る |
RDE(Rule Developing Experimentation 実験計画法)という手法を使って
製品開発する方法と事例を紹介している本。
文章や内容は、そう難しいものではないのだが、250ページ強の数々の事例を
見て行くうちに、わけがわからなくなり、私の微脳では一度で理解することが
できませんでした(;^_^A アセアセ・・・。
要点としては、ネットを使って開発している商品のパッケージなり、内容なりの
アンケートをとって集まったデータを解析して商品化していけば、安価に短時間で
最適化された製品が開発でき、かつ、どんな業界、業種にも役立つはずだ、という
内容だと思うのだが、確かにそうかもしれないが、一番肝心なのはネットでそれらの
アンケートを採る場合、そこに参加してくれるユーザーがどれだけいるか?という
ことになると思うのだが...
最近では確かにマインドマップ作成やアンケートシステムを無料で使えるサイトなどが
あるが、海外ではどうかしらないが、日本人の場合、なんの見返りもなしにその
アンケートに答えてくれるのだろうか?というのと、ポイントプログラム制のアンケート
システムもあるが、正直な答えが返ってくるのか?というのもある。
ちゃんと理解してないからこんな疑問がわいてくるのかもしれないが、やり方も
方法も簡単かもしれないが、肝心なのはその部分だと思うのだが...
本の中身は、最初にこのRDEの方法論となぜいいのか?などが述べられ、あとは
実例をいくつか紹介されているが、結局はネットで反応を調べて...みたいなところが
落とし所のような気がする。
なんだか、的を得たような得ないような、もう一度読み直してみないとよく分からない
ので、時間を空けてもう一度読み直してみようと思った本でした。

![]() | 戦場の生存術 (中公文庫) (1994/12) 柘植 久慶 商品詳細を見る |
知る人ぞ知る柘植久慶氏の実践戦場サバイバルマニュアル本。
今の日本には、全く必要ない書籍であるが、戦場という厳しい状況で
いかに生き残るか、のノウハウがこれでもか、と言わんばかりに述べられて
いる。
食べても大丈夫な植物とか、相手の仕掛けをいかに見つけるか、とか
果ては戦車の潰し方まで書いてあり、まさに戦場サバイバルマニュアルだ。
平和な日本にあっては全く必要ないし、おそらく生涯こんなもののお世話に
なる人は少ないかもしれないが、危機管理という点では日常でも役立ち
そうなことも書かれている。
まかり間違ってテロに襲われた時とか、海外でアブナイ目にあった場合は
覚えていて損はないことが多々書かれているし、また、自分の知らない
戦闘の知識なんかはとても興味深かった。
生き残るってことはとても大変なことなんだというのを思い知らされた
一冊。
平和ボケしている日本人には、キンタマを引き締めるのによい刺激と
なると思う。興味があったら読んでみてはいかが?
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![]() | 日本という方法―おもかげ・うつろいの文化 (NHKブックス) (2006/09) 松岡 正剛 商品詳細を見る |
なんとも読みづらい、的を得ない本でした。
色んな角度から日本が取ってきた”編集方法”を時系列で説明してくれる
のですが、最初のほうは、古語表現が多いので非常に読みづらいし、
最後のほうは哲学とか出てきて、なんのこっちゃという感じ。
しかし、日本という国が言葉の成り立ちから文化まで、どうやって海外から
色んなものを取り入れ、そして独自のものに仕上げていくか、みたいなことを
この本では伝えようとしているのだと思う。
部分部分でとても興味深い説明が入っていて、読んでいて乗ってくると
なかなか面白かった。
例えば、二宮金次郎が読んでる本がなんの本だか知ってます?
でもって、二宮金次郎がなぜあれほどまで勤勉であったか、そして
あそこまでメジャーな存在になったか、ご存知ですか?
そんなことまで書かれています。
”ことわり”って、”言・割り”が語源って知ってましたか?
そんな色んな言葉の成り立ちや、それが意味する本来の意味など
事細かに説明してくれています。
本のサブタイトルにあるように日本という国は、おもかげ・うつろい
という、なんとなくゆらゆらした感じの中で来た文化であるという
ことなのかもしれません。
最後の最後に著者が何を言いたかったのか、書かれていますが
正直、わたくしには、ちょいと難解すぎました。
しかし、色々学べる本ではありました。
あまり人にはおすすめしようとは思いませんが、上記のようなことに
興味があればどうぞ。

![]() | 反対尋問の手法に学ぶ 嘘を見破る質問力 (2008/06/19) 荘司 雅彦 商品詳細を見る |
法律家が裁判で使う質問の仕方を解説している本です。
かなりポイントを絞って書かれているので、内容的に勉強にはなるが
この価格で、この内容は薄過ぎです。
字も大きいし、行間も空き過ぎ。
どんなに本を読むのが遅い人でも、1時間あれば読める内容では
ないかと思います。
あと、著者本人の推測とか仮説が多すぎます。
そんなことを書く暇があったら、もっと事例を沢山出して
ほしいところです。
勿論、いいところもあるんですよ。
各種専門家の考え方、モノの見方とか、どうやって相手に事実を
認めさせるか、など法律家ならではの視点が書かれているので
勉強になりますが、もちっと内容濃くしてほしいですね。
ちょっと残念な本です。

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