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ちょっと切ない少年の夏の思い出 『僕のスウィング』
僕のスウィング [DVD]僕のスウィング [DVD]
(2003/09/26)
チャボロ・シュミット、マンディーノ・ラインハルト 他

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フランス版”小さな恋のメロディ”という内容だが、実は
もっと深い移民の問題を扱った映画。
ジプシーギターを堪能できる作品。
以前見た、”ベンゴ”とはまた別のジプシーサウンドを満喫できる。

【ストーリー】

夏休みの間、祖母の家で暮らす事になったマックスは、近所のカフェで
猛烈にギターを弾くミラルドに魅せられ、友達のスウィングに頼んで、
ギターとステレオヘッドフォンを交換してもらう。

そしてマックスはミラルドに弟子入りをお願いする。
ロマ(ジプシー)であるミラルドは字が読めないので、自分の代わりに
手紙を代筆することを交換条件にマックスにギターを教えることになる。

しかし、スウィングから譲り受けたギターは、クズ同然のものだった。
ミラルドのギターを借りてマックスの猛特訓が始まる。
しかし、次第にマックスの心はギターからスウィングへ移っていき、
淡い恋心を抱くようになる。

二人は毎日ロマの宴会を楽しんだり、森へ遊びに行ったりして楽しい
時間を過ごす。しかし、やがてマックスは母親と共にギリシャへ旅行に
行くことに...そして、スウィングとの別れとともに、もうひとつの
別れが...

【レビュー】

なんとも切ないエンディングで、ちょっとセンチメンタルになってしまう
作品。以前見た”ベンゴ”と同じ監督なので、こちらも切ないエンディングに
なっている。

しかし、こちらは、よりロマ族の悲しい歴史や死生観などが語られており
よりロマ族を色濃く描き出している感じがする。
また、音楽も”ベンゴ”は、よりフラメンコ色が強いサウンドだが、こちらは
ジャズとロマ族の伝統音楽をミックスした”マニューシュ・スウィング”という
民族音楽をスウィングさせた軽快だが、どこか物悲しいサウンドになっている。

ギターを教えるところから始まるこの映画では、音楽に対する非常に重要な
ことが語られている。

ミラルドがマックスにギターを教える際にいう言葉が非常に重要だ。

『いいか、マックス、音楽は、楽譜なんかみちゃいけない。ここ(耳)と
ここ(ハート)で覚えるんだ。』


まさにそのとおりである。芸術とは、感じるものであり、文字を追っかける
ことではない。心の趣くままに、感じるままに演奏することで、よいサウンドが
生まれる。

また、文字が読めないミランダが、蓄音機でレコードをかけながら耳コピ
してるシーンが出てくるが、これこそロマ流コピーだと言う感じがして
非常によい。面白いのがどこで練習していても、色んな周囲の騒音に苛まれ
なかなかコピーできないところだ。
耳コピした経験のあるヒトなら、このシーンは懐かしく思うだろう。

また、ロマ族の色んな生活の知恵も劇中には紹介される。
面白かったのは、ハリネズミを”ニグロ”と呼んでいたことだ。
またこのハリネズミがかわいい。

ちょっと胸がキュンとなるいい映画ですよ。なかなかオススメ。

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